不動産トラブル事例

不動産を購入する前や購入したのち、不動産会社とのトラブル、工務店とのトラブル、近隣とのトラブルなど、
さまざまな悩みと直面することも少なくありません。
今までに実際におきたトラブルを事例として紹介し、考え方や解釈の仕方などをご紹介いたしております。

住宅ローン審査に落ちてしまった!?どうすればいい!

マイホームを手に入れるためには、避けては通れないのが住宅ローンの審査です。いざ銀行に出してみたものの審査に落ちた・・・ということもあります。通らなかったときの対処法はあるのでしょうか。

新たに借り入れをしたり、支払いミスを起こさないことが大切です。

住宅ローンに落ちてしまう原因は意外とたくさんあるといわれています。「資産や年収が足りない」「借金がある」「返済途中のローンがある」など要素はいくつもあります。一度審査に落ちたらまずやることは「審査に落ちた理由」を探すことです。銀行や保証会社がどのような基準で審査しているか分からないため探すのは困難ですが、「公共料金支払い遅延」「クレジットカードの支払い遅延」「携帯料金の未払い」など履歴に傷をつけている可能性があります。住宅ローンの審査は最初に信用情報の審査を行います。主に「ブラック」「多重債務」「延滞」「クレジットヒストリーの遅れ」の4項目を審査します。信用情報に、自己破産・個人再生・債務整理・長期延滞・強制解約など金融事故の情報が記録されている人は「ブラック」とみなされ、この時点で住宅ローンを借りることができません。「多重債務」も非常に厳しく審査されます。消費者金融からのキャッシングもマイナス評価になります。使っていないカードローンの枠があるだけでも他債務があるとみなされます。消費者金融からの借り入れは完済、使っていないカードローンの枠は解約しておきましょう。クレジットカードや借入金の延滞も「延滞中」という情報が記録されます。延滞中は住宅ローン以外でも審査に通過できません。信用情報には借入金やクレジットカードの返済状況などが2年分記録されます。住宅ローンの審査では基本的に2年間一度も遅れがない状態が求められます。どんなに属性が良い人でも、信用情報に問題のある人は絶対に審査に落ちます。信用情報が原因で審査に落ちた人は回復を待つしかありません。だいたいのことは時間が解決してくれますが、新たに情報が更新されるまで内容により5年から10年かかります。故意ではない支払いミスなどは、なぜそうなったのかしっかり説明をし明記して金融機関に提出すれば心証もよくなります。

住宅ローンの審査過程には「事前審査」と「本審査」の2つの審査がありますが、事前審査の場合は早ければ1日、長くても1週間程で結果が出ます。その後、信用会社による本審査が行われますが、本審査は結果が出るまで約1週間から2週間程かかります。これより審査に時間がかかっている場合は金融機関側に「この人にお金を貸して大丈夫だろうか?」と不安要素があり審査が難航している可能性があります。審査期間を長引かせる原因は、「頭金の額」「収入が安定しているか」「納税状況」「無理のある返済プラン」などがあります。金融機関側に気になるところがあれば追加で書類の提出などを求められる場合もあります。

審査が長引いたからといって審査に通らないというわけではありません。全く別の理由で送れている可能性もありますし、追加の問い合わせも必要書類を揃えて疑問点をちゃんと説明できればさほど問題ありません。遅れているのは可能性がある証拠!焦らず連絡を待ちましょう。