不動産トラブル事例

不動産を購入する前や購入したのち、不動産会社とのトラブル、工務店とのトラブル、近隣とのトラブルなど、
さまざまな悩みと直面することも少なくありません。
今までに実際におきたトラブルを事例として紹介し、考え方や解釈の仕方などをご紹介いたしております。

価格が安い土地の注意点・問題点とは?

価格が安いのが魅力的な土地を購入予定なのですが、こういった土地は買わないほうがよいのでしょうか?

買う?買わない?判断基準はそんなに難しくない。

初めてお話しをお伺いし、物件資料を確認しましたら再建築不可物件でした。

再建築不可物件は相場よりも価格が安いことが普通です。

これは、家から道路につながる細い道を通るときに、隣りの家からの視線が気になったり、家の中にいても隣りの家からの視線が気になったり、或いは、道の幅が2m未満と狭いので車が通れないか、軽自動車だけしか通れないことや、さらには、将来、敷地を駐車場として活用するとしてもこれが難しいということなどが安くなる理由です。

しかし、考えて見てください。柱と基礎を残してリフォームするならほとんど新築とかわらない家になるわけですから、隣りからの視線を樹木や壁で塞いだり、駐車場が敷地内になくても困らない人にとっては、再建築物件を購入するという選択は十分検討に値するでしょう。

もしも将来うまくいって、隣りの敷地を購入することが出来て道幅を2m以上に拡張してしまえば、再建築不可物件でなくなってしまいますので土地の値段も上がって売却益も想定されます。再建築不可物件だからといって絶対買わないという姿勢は取らないほうが良いでしょう。