不動産トラブル事例

不動産を購入する前や購入したのち、不動産会社とのトラブル、工務店とのトラブル、近隣とのトラブルなど、
さまざまな悩みと直面することも少なくありません。
今までに実際におきたトラブルを事例として紹介し、考え方や解釈の仕方などをご紹介いたしております。

新築一戸建ての引渡し時はトラブルがよくある?回避する方法はあるのでしょうか。

引渡しとは、工事が終わった新築住宅を購入者が確認し問題がなければ「完成」と認めて売主から受け渡します。これで、物件は正式に購入者の物となります。しかし、新築住宅の引渡し時にはさまざまなトラブルが発生するケースがあります。「引渡しを受けた」ということは「物件に問題がない」と判断されてしまいます。引っ越した後に問題が発覚することもあるとか・・・引渡し時のトラブルを避けるためにはどうすればいいのでしょうか。

予想もしていなかったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。引渡し、支払いの前には必ず完成物件を確認しましょう。

新築の引渡し時には、設備取りつけなどの不具合やお金のトラブルなどが起こることがあります。引渡し時は建物に不備がないかチェックすることが一般的ですが、実際に引渡しを受けてから異変に気がつくケースも珍しくありません。引渡し時は、建物内外を必ずチェックしてキズや不具合があればその場で修繕をお願いしましょう。引渡しが完了してしまうと、引渡し前のキズや不具合も「施工中についたキズとは限らない!」と言われてしまう可能性があります。遠慮せずに気になる部分は全て申しでましょう。修繕工事は、音やニオイなどが気になることが多く、入居すれば家具なども置かれます。新たな問題を起こさないためにも修繕工事は引渡し前に完成してもらうように話しましょう。設備の不具合事例で多いのは水回りの施工ミスや窓・玄関の取り付け位置のずれなど、不具合を残したまま引渡しを受けないためにもこれらのポイントはしっかりチェックしましょう。

物件の確認や修繕依頼など口頭ですることが多くなると、認識の違いがでることがあります。言った言わないのトラブルを起こさないためにも、メモを取ったり修繕箇所は写真に撮って残しておきましょう。

一般的に残金の支払いは、引渡しと同時に行うことが多いです。未完成の部分があるにもかかわらずお金を先払いする行為はトラブルを生む原因につながります。未完成の部分があるにもかかわらず残金を支払った結果、施工会社の態度が悪くなったとか、施工会社が倒産して工事中断したりするリスクがあります。お金を支払っていた場合、返金は期待できません。必ず住宅が完成した後に残金を支払うことが重要です。