家事分担夫婦、「妻負担7割以上」が80%超

大和ハウス工業(株)は、夫婦における家事のシェアをテーマに実施したアンケート調査結果を発表した。配偶者と同居する30~40歳代の既婚者で、家事分担比率が「夫4割:妻6割」から「夫6割:妻4割」までの夫婦を「家事シェア層」、それ以外を「家事非シェア層」と定義し、男女それぞれ100人ずつ、計400人を超とした。

家事の分担率については、全体では妻側が7割以上のとの回答が83.7%に及んだ。妻の家事分担率が7割以上と回答した割合は、夫側では76.1%、妻側では91.3%となり、夫婦間の認識にはずれが生じている。

家事分担率の理想について夫に質問したところ、「妻6割:夫4割」「妻5割:夫5割」が44.1%に。これは、妻側の回答(31.1%)より割合が高い。

なお、家事をシェアする夫婦のほうがしない夫婦に比べて配偶者のことを「何でも分かち合う存在」「人生を一緒に楽しむ存在」として認識する率が高くなる傾向が見られた。一方、家事がどちらかに偏っている夫婦では、「子供のためだけにいる存在」「配偶者はいなくてもいい」といった回答割合が高まっている。

同社では、妻に偏りがちの家事負担や“名もなき家事”を軽減するために「家事シェアハウス」を提案しているが、さらに家事代行サービスの(株)ベアーズが運営する家事大学と、家族で「家事シェア」を実践するための「名もなき家事解決プログラム」を開発。座学と実践プログラムを組み合わせたプログラムを開発し、近日公開する予定。

さらに家事シェアに挑戦した家族を通じて、家事シェアについて考えるきっかけをつくるWEBムービーを制作。本日より公開を開始した。