新しい劇場やホールの最初の公演に使われる『こけら落とし』。なぜそのように呼ばれる?

新しく建てられた劇場や音楽ホールなどで最初に行われる公演のことを『こけら落とし』と言います。 上記の意味以外に聞きなれない言葉ですがなぜこのような公演をこけら落としと言うのでしょうか?  

こけら落としの語源は日本の伝統に由来していた

こけら落としの『こけら』は木材を削った際に出る木くずを表しています。 いくつか説がありますが、一説によるとこの木くずが魚の鱗に似ていて それを『こけら』とも言うことから呼ばれるようになったといいます。 さらに飛鳥時代から受け継がれているこけら板と呼ばれる木の板を重ねて下から上に竹釘で止めていく 『こけら葺き』という日本独自の屋根を造る技法が江戸時代に入ると歌舞伎場の屋根にも使われるようになりました。 このこけら葺きの最後の工程に屋根などに残った木くずを払い落としてきれいにするというものがあることから 新築や改装で劇場が完成した後にはじめて行う公演を『こけら落とし』と呼ぶようになりました。  

渋谷公会堂のこけら落とし公演アーティストが決定

今年10月13日に再オープンする渋谷公会堂。 建て替え工事の為に2015年から閉館していた渋谷公会堂。 LINE株式会社がネーミングライツプロモーションパートナーに選出されたことで 命名権を取得し今月14日に新しい施設名『LINE CUBE SHIBUYA』が発表されました。 (よろしければこちらをお読みください⇒渋谷公会堂はなぜ名前がコロコロ変わる?) アーティストやパフォーマーたちの才能や情熱の結晶が集まり、 訪れた人々に新たな体験や価値を提供する空間になるようにという意味を込めて『CUBE』と名付けられていて、 文化と芸術の発信地になるように今後活用されます。 この施設名は6月1日から2029年3月までの9年10カ月という長期間にわたって仕様されるとのことです。 地下2階、地上6階建ての1956人収容可能なホールになる予定です。 さらに公演チケット販売には電子チケットサービスの『LINEチケット』、 モバイル決済サービスの『LINE Pay』とライブ配信サービスの『LINE LIVE』などといった LINEのサービスを至るところに導入するとありLINEが運営に積極的にかかわっていることが伺えます。 この施設名と同時にこけら落とし公演アーティストが 3人組女性テクノポップアーティストの『Perfume』であることが発表されました。 詳しい公演日程は後日アナウンスがあるとのことですが 世界的にも大人気なアーティストが歴史あるホールのこけら落とし公演を行うとあって チケット争奪戦になるのではないかと話題になっています。 世界的にも大人気なアーティストが歴史あるホールのこけら落とし公演を行うとあって チケット争奪戦になるのではないかと話題になっています。  

時代に合わせて変化していく渋谷区

弊社株式会社アスタイルではPerfumeによるこけら落とし公演が開催される LINE CUBE SHIBUYAがある渋谷区の物件の取り扱いもございます。 物件のホームページもございますのでよろしければご覧ください。 週末には現地販売会も開催しています。 何かわからないことがある場合もお気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。