世界ではじめて同性結婚が認められた国とは? 世田谷区がパートナーシップ宣誓の対象を拡大でどう変化するの?

世界には様々な人がいるように様々な愛の形があります。

はじめて同性結婚を法律で認められたのは2001年のオランダでした。

これには第二次世界大戦終結の翌年1946年に設立された同性愛者の権利を主張する

『COC Nederlands』という世界ではじめてLGBTを支援したといわれている団体が

オランダ政府に対してロビー活動などを行い働きかけたことが大きく関係します。

この働きかけにより同性結婚への積極的な議論がされ長い期間を経て法律で認められるようになりました。

その後同性結婚の動きはオランダを中心としたヨーロッパ諸国に浸透していきました。

日本ではまだ同性の結婚が法律で認められていませんが

パートナーシップ制度を導入する自治体が徐々に誕生しつつあります。

※よろしければ過去の記事をご覧ください。

⇒「同性結婚とパートナーシップ制度はどう違うの?」法律上で認められた結婚とパートナーシップ制度の違いとは

世田谷区が対象を拡大

同性パートナーシップ制度を都内ではじめて渋谷区と一緒にスタートした世田谷区。

先月から同性間のパートナーシップを認める『同性パートナーシップ宣誓』の対象を

お互いの人生のパートナーとして生活を共にしているか、

これからも共にすることを約束した同性のカップルを『同性カップル』としていたところを

“戸籍上では女性だが自身が認識している性が男性(トランスジェンダー)”と

“戸籍上も自身が認識している性も男性”のカップルなどというように

“同じ性を認識しているカップルも含む”ように拡大しました。

宣誓の条件は他にも下記のようなものがあります。

・両者共に18歳以上であるカップル

・両者が世田谷区内に在住、

片方が世田谷区内在住または両者共に世田谷区内への転居を予定している

・両者共に法律上で婚姻を結んでいない

・両者共に他の人とパートナーシップ宣誓をしていない

(※過去にしていた場合は宣誓証廃棄手続きが完了している必要があります。)

・近親者同士(直径血族または三親等内の傍系血族)でない

この制度は世田谷区の同性パートナーシップ制度は区の掲げる

女性、こども、高齢者、障碍者、外国人や性的マイノリティを理由に

差別されることがなく多様性を認め合い人権への理解を深める

『人権尊重』の取り組みの一つとして2015年からスタートされて

現在まで90組ものカップルが宣誓していると言います。

この基準を満たしているか確認する制度を高めるために

届け出の際には独身であることを証明する戸籍抄本などの書類を提示する必要がありますが

手続き自体にかかる時間は30分ほどで大がかりな物ではありません。

また今月下旬から宣誓した希望者にはカード状になった

小型の宣誓書受理証も交付されるため大きな原本を持ち歩く必要がなく便利になります。

多様化を理解する取り組みを行う世田谷区

多くの課題があり早急に変えることが難しい問題ですが

パートナーシップ制度は導入する自治体が増えていくことで

少しずつではありますが同性カップルの認知や理解が広がるきっかけになっているのではないでしょうか。

現在弊社株式会社アスタイルでは

今回同性パートナーシップ宣誓の対象を拡大した世田谷区の物件の取り扱いがございます。

よろしければこちらからご覧ください。

何か気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

お待ちしております。