新たな教育環境!時代の流れに応じて進化する教育

2016年新設された9年一貫の新しい学校の形である「義務教育学校」が始まりました。

品川区では品川区立の施設一体型小中一貫校6校が平成28年4月1日から「義務教育学校」となりました。

義務教育学校では教育期間9年間とされ、前期と後期に分けられます。新制度では小学校5年間・中学校4年間とする「5・4制」や前期4・中期3・後期2制などの独自の区切りにすることが可能です。中学校の内容を小学校段階で先取したり、教育内容の実施学年を入れ替えることもできます。

その他にも、給食の時間は全学年が利用できるランチルームがある学校もあったり5年生から中学の部活に参加できたりと異学年交流ができるのも特徴です。義務教育学校の教員は、原則小学校と中学校両方の免許を持つものに限られる為、教員の確保が難しいのも現実です。最近では、都心の街中という限られた敷地を活用すべく校舎が児童館・保育園・幼稚園などと一体化した複合施設となっている所もあります。遊戯室・図工室・図書コーナー・屋内プール・屋上校庭から預かり保育に子育て相談までさまざまな催しを実施しています。

また、2020年東京オリンピックに向けて体験教育のプロジェクトも進行中!このうち社会奉仕の精神や思いやりの心を養う取組を目的とした「東京ユースボランティア」オリンピアンやパラリンピアン等を学校に派遣し直接交流をすることで、スポーツの関心を高め夢に向かって努力する意欲を醸成する「夢・未来プロジェクト」子供たちの障害者への理解を促進し思いやりの心やお互いを認め合う心を育むことを目的とした「スマイルプロジェクト」を実施する学校が多くなっています。

オリンピックを見据えた新たな学習施設もオープンしました。「TOKYOGLOBAL GATEWAY」は東京都教育委員会と民間企業が提携する体験型の英語学習施設です。ここでは、学んだ英語を活用して海外生活を疑似体験する「アトラクションエリア」と映像制作やビジネスプログラムなどを英語で挑戦する「アクティブイマージョンエリア」があります。

自分の英語レベルと発達段階に応じて挑戦することができます。都内・都外を問わず英語話者のサポートを受けながら英語体験が楽しめます。