29年度国土交通省がおこなったライフスタイルに対する国民の意識について「働き方」「楽しみ方」「動き方」「住まい方」に分けてアンケート調査をした結果50代~70代が給料より仕事のやりがいを重視するのに対して30代ではワークライフバランスを重視する傾向が強いことが分かりました。
では「ワークライフバランス」とはなんなのか?プライベート重視!単純に仕事の時間が短ければいいのでしょうか?「ワークライフバランス」という言葉が注目されるようになったのは、内閣が実施した「働き方改革」で日本人の働き方が見直されるようになったからです。「ワークライフバランス」とは生活と仕事を調和させることで得られる相乗効果・好循環のことを意味します。ですがこの言葉を「生活」と「仕事」どちらを重視するか選択するように思っている方もいるのではないでしょうか。終電まで働くのは当たり前・・・。精神的にも体力的にもギリギリの仕事・・・。将来のことが不安・・・。または、仕事は頑張らない!!など、どちらかだけを充実させてはバランスを保つことができません。
安定した「仕事」を築くためには、常に限られた時間の中でいかに効率良く働けるかを追求しその為のスキルアップも必要です。仕事で成果がでればやりがいも増します。「生活」と「仕事」双方が充実しているからこそいい人生がおくれるのです。
この「ワークライフバランス」は色々な企業でも実践されています。例えば「短時間勤務制度」などの社員の生活・働き方に応じて勤務時間を選択でき、育児休暇から復帰した方や親の介護が必要な方などが多く利用しています。「フレックスタイム制度」は比較的浸透していますが、「働き方改革」で改めて取り入れる企業も増えています。また、宿泊施設の利用やフィットネス・ジムの利用、資格取得の支援など福利厚生を充実させる企業も増えています。しかし、会社の制度がどんなに整っていても、年齢を重ねライフステージが変わっていけば自分の働き方も変わるものです。自分が常に理想のワークライフバランスを保つ為の努力も必要です。