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初めて外国の方に部屋を貸しますが不安です・・・。

初めて外国の方に部屋を貸しますが不安です・・・。

購入したマンションを賃貸にしており、先日入居の申し込みがあったのですが外国の方でした。言葉は通じる方のようですが外国人入居者によるトラブルも多いと聞きます。契約内容やマナーを理解してくれるのだろうか?不安で仕方ありません・・・。トラブルが起きないようにするにはどうすればいいのでしょうか。また、トラブルが起きてしまったらどう対応すればいいのでしょうか。

2020年に開催される東京オリンピックの影響もあり在留者数は今後も伸び続けると言われています。賃貸オーナーさんは外国人に部屋を貸す機会が増えてくるのではないでしょうか。賃貸物件には「外国人不可」といった物件もありますが、最近は外国人専用の不動産サイトなども増えてきており部屋探しで苦労するケースは減ってきています。トラブルの原因は「外国人だから」というより契約方法や、コミュニケーション不足からくることも多いようです。

≪外国人入居者のトラブルで多いトラブル事例≫

ゴミの出し方

ゴミを出す際に分別をせずに出したり、曜日を間違えたりといった内容が多いようです。また、粗大ごみの捨て方が分からず普通のゴミ置き場にそのまま置きっぱなしにしたり、空き地に放棄されたりする問題もあるようです。

家賃滞納

家賃滞納は出稼ぎに日本に来ている外国人入居者の場合だと起きやすいようです。その他には、家賃を滞納したまま突然帰国し音信不通といった例もあります。部屋の状態を確認しに行くとゴミ・家電・寝具などそのまま放置状態で強制撤去をどうさせるか悩むオーナーさんも多いのです。家賃滞納は家賃保証サービスや外国人向けの転貸サービスを利用することである程度リスクを減らせます。

騒音

騒音のトラブル例としては、友人を大勢呼んでパーティーを始める深夜まで爆音で音楽をかけながら・隣の部屋の友人と部屋越しに会話する当然窓は全開・ベランダや駐車場でバーベキューをするなど。自治会や警察に相談する方も多いとか、こうなればもはや文化の違いを超えてマナー違反です。

民泊・不特定多数が出入りしている

徐々に友人らしき人が増えていき知らないうちに数名が共同生活を送っていたり、たまに入居者ではない人が出入りしているがしばらくすると姿を見なくなる・・・民泊に使われている可能性もあるのではという疑いもあります。不特定多数の人が出入りすることは他の住民の不安を煽ります。ヤミ民泊や犯罪などに利用される可能性もありますので厳しい対応が求められます。

トラブルを起こす外国人入居者の中には日本のルールを知らなかっただけという人もいます。どれだけルールを継続的に説明するかによりトラブルの発生率を下げることができます。また、国土交通省が公表している「外国人の民間賃貸住宅入居円滑化ガイドライン」が非常に便利で役立ちます。政府は2020年までに訪日外国人数を3000万人に増やすことを目標にしています。物件を空室にしていてもオーナーにとってメリットはありません。外国人に部屋を貸してみたら予想外のメリットもあるかもしれません。

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