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入居者が夜逃げした!どうすればいい・・・

入居者が夜逃げした!どうすればいい・・・

【トラブル内容】

賃貸物件の入居者が長期延滞をしたうえに、夜逃げされた・・・保証会社を使用していたので毎月入金があり滞納に気づけず・・・空室にしておきたくないので次の入居者を募集したいがどうすればいいのか・・・。

 

【解決への考え方】

入金確認は毎月保証会社に確認を!法的手続きはためらわないこと!

 

まず滞納に気づけなかったのは、保証会社が入金を立て替えていて実は3か月以上滞納していた・・・保証会社から管理会社へは連絡があったものの貸主への連絡がなかったためです。保証会社が期日までに入金をしない場合強制退去してもらうと最終通告したところ連絡が取れなくなり夜逃げされたと・・・入金の管理は保証会社などに丸投げせずに毎月確認をとる様にしましょう。

借主が夜逃げをし居なくなったとしてもすぐに次の借主を募集することができません!まず部屋に残された物を処分したいところですが、荷物の所有権は夜逃げした借主にあります。他人の物を勝手に処分してしまうと犯罪になるおそれもあります。さらに、勝手に借主の部屋に侵入したことが「住居侵入」とされてしまう恐れもあります。このような事を防ぐためにはどうすればいいのか?

まず、借主を見つけ出せた場合は「所有権放棄書」を書いてもらいましょう。このとき日付と署名押印を忘れずに!

借主が見つからない場合は、「公示送達」という手続きを利用します。この裁判を起こすと「未払い賃料の支払い命令」と「物件の明け渡し命令」の判決が下されます。この判決が下るまで約2か月と2週間が必要です。この後「強制執行」を申し立てます。執行官に来てもらい荷物を持ち出してもらいます。持ち出された荷物は競売を行い、弁済に充当することで処分できます。しかし、資産価値の高い物の処分は許されず一定期間倉庫で保管しなければなりません。新しい入居者を募集するまで約7か月かかります。

未払いの家賃は通常、連帯保証人や保証会社を付けるのでそれらの方に支払ってもらいましょう。

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