家電製品は壊れるまで使うという方もいると思いますが、その考え方だと損をしてしまうかもしれません!いつまでも古い家電製品を使っていると最近の省エネ家電より電気代がかかっていることになります。2012年以前の家電製品を使っている方は今が買い替えの好適期です。
2011年に起きた東日本大震災を機に家電メーカーも省エネに力を入れている為、2012年より前と後の製品では格段に性能が違ってきます。思いきって省エネ性能に優れた家電に買い替えた方が電気代が下がる可能性が高くお得になります。
家電製品の対応年数は約8年~10年なので震災前に購入したものなら今が買い替えのタイミングです。
最新機種にこだわる方もいますが、近年のエアコン・冷蔵庫・洗濯機といった白物家電は省エネ性能はどれも高いレベルに達しています。最新機種だから省エネ性に優れているというわけでもなく、何シーズンか前の製品でも十分省エネ性能は優れており最新機種とそれほど変わりません。家電製品は販売されてから1年ほどで、価格が6割程度落ちるものもあります。ものによっては、少し前の製品を買うほうが省エネ機能もそれほど変わらず安い家電を手に入れることができます。
省エネ家電と言っても家電により節約効果に差があります。
1・冷蔵庫 2・エアコン 3・テレビ 4・照明
この4種類の家電で、消費電力の約6割を占めます。
日本エネルギー経済研究所の試算によると一般家庭の年間電力消費量を占める比率は冷蔵庫(14.2%)照明器具(13.4%)テレビ(8.9%)エアコン(7.4%)となり、買い替えるならこの順番で買い替えるのがいいようです。
省エネ性能の高い製品を選んでも使い方がよくないと効果が半減します。例えば、冷蔵庫は24時間稼働しているので電気代が高くつきます。容量は小さくても、大きくてもそれほど消費電力は変わりません。冷蔵庫は背面だけでなく天面や側面からも放熱されています。特に天面が汚れると節電効果が下がるため年に1回は拭き掃除をするようにしましょう。また、エアコンは機種でも運転能力や消費電力が異なるので、負担の大きい暖房での利用を考えて選ぶようにしましょう。ウォーターサーバーや浴室乾燥機・除湿器は電力消費量の高い家電です。
家電は利用時間を必要最低限にとどめることも必要です。節電意識をもって利用しましょう。