京王線飛田給駅にホームドアが設置。全国での設置がなかなか進まない理由は?

京王線飛田給駅にホームドアが設置

京王線飛田給駅にホームドアが設置されることになり今週末3月17日(日)から利用がスタートします。

飛田給駅は今年の9月から開催されるラグビーワールドカップ2019の開会式および開幕戦の会場になる味の素スタジアム(東京スタアジアム)や武蔵野の森総合スポーツプラザなどの国際的なスポーツイベント開催地の最寄り駅です。1日の平均乗降人数は2017年度時点で26,779人だと言われていて座席数49,970席を誇る味の素スタジアムでイベントがあった際は多くの人々が利用すると予測できます。

 

ホームドア設置が進まない理由はなに?

ホームドアは飛び込み自殺や転落による人身事故や飛び込み乗車を防ぐ効果があるという利点から多くの駅での導入が望まれています。しかしながら全国のホームドア設置状況は2018年3月末時点で725駅(国土交通省『ホームドア設置状況』より)となかなか設置が進まずにいます。ホームドア設置が進まない原因は大きく分けて2つあるとされています。

1つ目の原因は『導入・運用に高額なコストがかかる』為だと言われています。

駅の構造や導入するドアの種類によってかかるコストにバラつきがありますが一つの駅で設置するだけで数億円から数十億円規模のコストがかかります。また駅のバリアフリー化を進める工事と扱いが違うため設置するにあたり国から支援金などの補助があるわけではないので導入は大きな負担となってしまいます。1セット(1開口部)で400kg前後のホームドアの重みに耐えるには十分な耐震性が必要なため作りが古い駅などは設置するだけでなく駅自体の補強工事を行わなければならず余計にコストがかかってしまうことも珍しくありません。

そして2つ目の原因は『導入縦鼻に時間が必要』な為です。

ホームドアが設置する際その駅に乗り入れている他の鉄道会社との協議が必要な為、計画してから短期間での導入が難しいというのが現状です。

ホームドアを導入するためにはコストを掛けられる金銭的な余裕と念入りな協議を行う準備期間が必要なのです。

 

多くの人々が安心して利用できる駅・路線

このように様々な困難を乗り越えてホームドアが設置されている路線は利用客や駅従業員の安全性向上に努めている駅・路線だと言えます。当社では今回新たにホームドアが導入された京王線沿線の物件の取り扱いもございます。お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

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