管理の良い中古マンションとはどんな物件

マンションは、マイホームといえど共同住宅のため、全て自由というわけではありません。

入居者全員が建物・敷地の・付属施設の管理を行うための組織のことを「管理組合」と言います。そして管理組合が行う教務の執行機関を「理事会」と言います。管理組合は、法律上希望の有無にかかわらず全員なるものとされています。マンションに居住している方だけでなく、賃貸にしているオーナーの方も管理組合員となります。「住みやすいマンション」を維持するためには、理事会の活動が重要になります。最近は周辺環境も変化しており、民泊問題やコミュニティ醸成など頭を悩ませることも多くなっています。

中古マンションは管理が命!管理の良いマンションを見つけるなら、適切な運営がされているかどうかを見極めることが重要です。まずは「修繕積立金」を確認しましょう!管理するにも修理をするにもお金が必要です。修繕積立金とは共用部分の修理や大規模修繕をするための費用です。修繕積立金が貯まらず大規模修繕をすることができないマンションが沢山あります。修繕積立金のみでは足りず、一時金の徴収や金融機関から借り入れをするマンションの割合は全体の21%になります。(平成20年度マンション総合調査)この様なマンションはメンテナンスができないので、配管・電気の老朽化し雰囲気も悪くなります。皆さん金額にはシビアになりますが修繕積立金は高くても損はないでしょう。

最近よく聞く民泊問題ですが、管理組合にとっても大きな問題です。違法性に対する懸念や共有施設を住居者以外が利用したり見知らぬ外国人が出入りする不安や騒音の問題があります。とあるマンションでは民泊を禁止することを公表したとこ、色々な媒体に取り上げられ民泊と分譲マンションは相いれないものという認識が広がったそうで、共同住宅には民泊は不利益である!と広報を徹底することが大切です。

管理がマンションの資産価値を左右します。マンションの状態は管理組合・理事会が正しく機能しているかどうかによっても大きく変わってきます。形だけでなく、責任感をもって管理に取組もうとしているかどうかでマンションの質が変わります。まずは契約前に管理会社から提出される会計資料などを丁寧に確認しましょう。