中高年の価値観調査・2000年の調査と比較すると独立志向が強く、住まいは縮小希望が多い!

2018年9月に50代以上の既婚者を対象に「中高年の生活・住まいに関する意識調査」をインターネットで実施した結果「今の家は大きすぎる、もっとコンパクトな家に住みたい」が20%となり、住まいを今より縮小したい人の割合が多くなっています。

快適に暮らせる住まいとは「広さ」は関係ないのかもしれません。交通の便の良い都心の住宅にはコンパクトな住宅も多くあります。コンパクト住宅の魅力とは?なんでしょう。

住宅ローンを家賃並みに抑えられ、趣味やレジャーで人生を楽しむ暮らしができる!高い構造性と優れた気密性で狭い敷地にも建てることができるのがコンパクトハウスです。国土の広いアメリカでも数年前から「タイニーハウス」と呼ばれるコンパクトハウスに似た住宅が注目されています。

 

≪コンパクトハウスのメリット≫

コンパクトハウス一番の特徴は建物のサイズが小さく(30坪以下)、費用を抑えることができることです。土地の費用や税金(固定資産税・都市計画税)の負担も軽くできます。さほど各部屋が広くないので、家具の大きさや数もある程度制限され、家電製品も小さめのもので十分になるので日々の生活費も抑えられます。住まい全体にも目が行き届くので、うまく収納でき掃除や洗濯も楽になります。間取りもコンパクトにまとめることになります。家族との距離も自然と近くなります。

 

≪コンパクトハウスのデメリット≫

土地や土地が面している道が狭いと建築資材を置くスペースが確保できないことがあり、資材置き場専用の場所を手配したり小さなトラックが必要になったりと建設以外でコストがかかることがあります。コンパクトハウスはスペースに余裕がないため、お隣さんとの距離が近くなります。窓を開ければすぐお隣さん・・・自らの住宅から出るエアコンの室外機やテレビの音量などの生活音も伝わりやすくなります。トラブルを避けるためにも防音や遮音工事も考えておきましょう。住宅は10年~15年ごとに外壁のメンテナンスが必要になりますが、お隣さんとの幅が狭く足場を組み立てることが困難な場合がありメンテナンスがしにくいこともあります。間取りの自由度が少ないこともありますが、アイデアと工夫次第でオシャレで快適な空間を作ることが可能です。

 

家族構成や生活スタイルに合わせ広さよりも自由な感性で暮らしを楽しむコンパクトな家に住む方が増えてくるかもしれません。