購入から引き渡しまでに備えること!

購入物件が決まった後は購入申し込みを行い、重要事項の説明を受け契約をします。代金の決済ができたらいよいよ引き渡しですが、スムーズに入居まで進むために手続きの内容と注意ポイントを知っておきましょう。

■購入申し込み

物件を購入する意思を正式に示す手続きが購入申し込みです。物件により申し込みの方法が異なります。

その際、申込証拠金として2万円~10万円程度の現金を支払う場合があります。このお金は売買契約の時点で手付金の一部に充当され契約の前にキャンセルすればお金は返してもらえます。その旨を明記した預かり証をもらいましょう。先着の場合は先に申し込んだ人がいると購入できなくなります。登録制の場合は申込期間最終日に抽選が行われます。

 

≪申込に必要なもの≫

収入証明書類・・・給与源泉徴収票や確定申告書の写しなど

 印 鑑・・・・・実印でなくても大丈夫です。

 

■重要事項説明書・契約

重要事項説明書が渡され宅地建物取引主任者により内容の説明を行います。不動産や専門用語も多いため、不明な所は遠慮なく質問をして納得してから契約をしましょう。

契約書の内容は重要事項説明書と重複する部分が多いですが、後々トラブルにならないために間違いがないかチェックしましょう。

住宅ローンを利用する場合は、物件申し込みと前後して事前審査を済ませておきましょう。契約時やローンの本審査には手付金を支払いなどで、現金や各種書類が必要となるので用意しておきましょう。

 

≪契約に必要なお金や書類≫

手付金・・・・・基本的には手渡しです。手付金の額は5%~10%が目安ですが、買主と売主が話し合って決めます。売主が不動産会社の場合は物件価格の20%以内となっています。

印紙代・・・・・売買契約に貼る印紙代

実 印・・・・・契約書に押印する。共有名義なら全員の押印が必要

 本人確認書類・・運転免許証・パスポート・健康保険証・年金手帳など

収入証明書類・・源泉徴収票・確定申告書・住民税決定通知書・納税証明書など

この他にも入居までに火災保険料・融資手数料・司法書士報酬などの諸費用がかかります。

 

■引き渡し

購入代金について決済が終われば引き渡しです。鍵と一緒に住宅設備の取扱説明書なども引渡されます。

 

≪残金決済時・引き渡しに必要なもの≫

残 金・・・・・手付金と内金を差し引いた売買代金の全てを支払います。

諸費用の支払い・・固定資産税や管理費等の清算・登記費用などの諸費用の支払い

印 鑑・・・・・共有名義の場合は全員分

本人確認書類・・運転免許証・パスポート・健康保険証・年金手帳など

住民票・・・・・所有権移転登記用

 

所有権移転のための書類はたいてい不動産会社を通して司法書士に依頼をします。この書類に不備があると期日までに所有権移転ができないので余裕をもって準備をしましょう。