多くの人々で賑わう『公園通り』。渋谷区が命名したものではなかった?その由来とは?

様々な特徴的な名前が付けられた通りがある東京都渋谷区。

これらには渋谷区が名付けたのではなく周辺住民や訪れる人々が呼び始め、

徐々に浸透してきたものがほとんどだと言います。

その中から今回は『公園通り』を紹介します。

 

【公園通りの由来】

マルイ渋谷店と渋谷MODIの間にある緩やかな坂道が公園通りです。

ファッションビル、アパレル店舗、インテリア雑貨店、飲食店や公共施設が軒を連ね毎日多くの人々が訪れていて

近年では冬季に行われるイルミネーション『青の洞窟SHIBUYA』が開催される通りとしても使われています。

そんな公園通りの名前の由来にはファッションビルブランドの『PARCO』が由来しています。

 

【渋谷PARCOと公園通り】

1973年にオープンした渋谷PARCO。

オープン以前までは周辺に渋谷区役所や渋谷公会堂が

現在の場所に完成したことにより『区役所通り』と命名されていましたが

地下1階・地上9階の大型商業施設PARCO Part1がオープンしたことにより

“施設名の『PARCO』にはイタリア語で『公園』という意味があること”

“この通りが代々木公園まで続いていること”から

当時の渋谷区役所通商店街による発案で『渋谷公園通り』と命名しました。

渋谷PARCOは公園通りのみならず『スペイン坂』や『オルガン坂』などの名称づけにも深くかかわっていて

渋谷カルチャー代名詞のような存在であったため建て替え工事により

2016年から一時休業になると発表された際は大きな話題を呼びました。

そんな長かった建て替え工事を経て今年の秋にリニューアルオープンを控える渋谷PARCO。

新生渋谷PARCOでは店舗の他にオフィスや劇場を設けた地上20階・地下3階建て、

その1階から10階までは建物を取り巻きらせん状の街路を作る立体街路にするという大規模な構造でありながら

デジタルを駆使した『次世代デジタルファッションビル』を目指すと発表されたことにより

公園通りはさらに多くの人々が訪れ愛される場所になると期待できます。

 

【進化する渋谷区】

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