赤ちゃんはなぜ泣く?普段の泣き声と産声には違う役割があった?

『こどもは泣くのが仕事』というように赤ちゃんはよく泣きます。

それは電車の中や飲食店など場所に限りません。

どうして赤ちゃんは泣くのでしょうか?

赤ちゃんが泣くのはコミュニケーションのため

以下のように赤ちゃんが泣きだす理由はおむつが汚れている、おなかが空いている、眠いとき、からだのどこかに不快なところがあるときなど様々です。

・おむつが汚れている

おむつの中が気持ち悪い、蒸れて居て不快で取り替えてほしい。

⇒汚れていたらすぐに取り替えて快適な状態にしてあげる。

・おなかが空いている

ごはんが欲しい

⇒適切な食事を与える

・ねむいとき

眠気の不快感をどうしていいのわからない

⇒赤ちゃんにおんぶやだっこすることで寝付くのを待ってあげる

・不快・不安なことがある

からだのどこかが痛い、ケガをしている

⇒からだのどこかに不調がないかチェック

これらは大人であれば自力で解決したり

言葉を話すことで自分の体調やしてほしいことを周りに伝えることができますが赤ちゃんはそうではありません。

赤ちゃんは泣くことで周りに何かを伝えようとします。

つまり“『泣くこと』は赤ちゃんができる唯一のコミュニケーション方法”なのです。

そして赤ちゃんが生まれた直後の「オギャー!」という産声と

普段の泣き声を同じものだと思っている方も多いですが実は2つには異なる役割があります。

医学用語では産声のことを『第一啼泣(だいいちていきゅう)』といいます。

お母さんのおなかの中にいるとき赤ちゃんはへその緒から酸素をもらい肺も羊水が浸っていますが、

生まれておなかの外に出されてへその緒を切られてしまうとお母さんの手を借りた今まで通りの呼吸方法ができなくなるため

自力で肺に酸素を取り込まなければなりません。赤ちゃんはたくさんの酸素を取り込むために大きく泣いて肺を膨らませます。

産声は赤ちゃんがお母さんのおなかの外の世界で生きるための大切なプロセスなのです。

赤ちゃんが泣くのはあたりまえ

赤ちゃんは泣くものだとわかっていてもすぐに泣き止まないことに戸惑ってしまったり、

泣き声を騒音だとして心無い言葉をかけられたりトラブルに巻き込まれるのではないだろうかと心配でなかなか外出に踏み切れない保護者の方も多いといいます。

泣き止みやすくなる方法がいくつかあったとしてもすべての赤ちゃんがそうであるとは限らないのでどうしても人が集まる場所で泣いてしまうこともあります。

東京都世田谷区保坂区長は「赤ちゃんが泣くのは当然のこと。子育て世代店を使いやすい環境を目指す」と地域全体で乳幼児の鳴き声に寛容になろうと呼びかけるプロジェクトをスタートすることを16日の記者会見で発表しました。

プロジェクトは6月3日から「泣いてもいいよ!」というメッセージと共に赤ちゃんのイラストが描かれたステッカーを7万5000枚配布し区民の方々のスマートフォンなどに貼ってもらうことで子育てを応援するムードを作り盛り上げるというもので、

『WEラブ赤ちゃんプロジェクト』の名称で全国の様々な地域で同様の活動をしているポータルサイトを運営するエキサイトと協定を結んでいて『世田谷版WEラブ赤ちゃんプロジェクト』という名称で行われます。

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