住宅ローン「固定金利型」を選ぶ?それとも「変動金利型」?どう違うのでしょう。

住宅の購入を考えるとき、多くの方は住宅ローンをどうしようか??悩むのではないでしょうか。特に、どの金利タイプにするか頭を悩ませるのでは。選んだ金利タイプによって、同じ価格の住宅でも総支払額が何百万円も変わってきます。では、どんなタイプを選べばいいのでしょう?

  • 固定金利型・・・当初設定された金利・返済額が完済するまで変わらないものをいいます。市中金利の動向には影響を受けません。借入時の金利は高いですが金利がどう変わろうと返済額が変わらないので家計の管理がしやすく安心感があります。フラット35のような「全期間固定金利」のものや、5年・10年というように金利の固定期間が選べる「固定期間選択型」があります。これから教育費がかかる予定があるときや、子供が小さくこれからお金を貯めたい!ずっと専業主婦の予定という方であれば固定金利型を選んでおけば収支計画が立てやすく安心です。ただし、変動金利型よりも金利が高めに設定されており今後も低金利水準が続けば変動金利型より返済額が多くなることも・・・。
  • 変動金利型・・・2017年度下期に住宅ローンを組んた方達の5%が変動金利型を選んでいます。(住宅金融支援機構アンケート調査)変動金利は借入期間中に半年ごとに金利が見直されるものをいいます。金利が下がれば返済額は減り、金利が上がれば返済額が増えます。一般的には半年ごとに返済額が見直されるのではなく5年に1度更新する「5年ルール」や見直し後の返済額は前回の125%までしか上がらない「125%ルール」を設けています。返済額が125%を超えた場合、免除ではなく次の更新時に繰り越しとなります。(導入していない金融機関もあります。)夫婦共働きや余裕資金がある場合、借入額が少ないときはお薦めです。また、途中で適用金利が変わったときに元金の返済ペースを確認することも欠かせません。金融機関が半年ごとに送付してくる返済予定表などで確認し、思ったより返済が進んでいなければ繰り上げ返済(元金を前倒しで返済する)をするのも一つの案です。固定金利型よりも金利が低めに設定はされていますが、金利上昇で返済額も上昇すれば家計を圧迫することも・・・。

住宅ローンは長期間返済していくことになります。目先の低い金利設定を選ぶのか、将来の金利上昇を見据えて固定金利を選ぶのか、家庭の状況や収入状況が変化しても無理なく返済できるように選ぶことが大切です。