新築住宅人気の内装とは

注文住宅を建てられる方は、内装にこだわりたいのでは?思い通りの内装にする為には「こだわり部分」と「節約部分」のメリハリが大切です。実際に注文住宅で建てる際には「個性的な住宅」それとも「シンプルな住宅」どちらを望む方が多いのでしょうか。

個性的な住宅を選んだ方は調査結果の約30%、シンプルな住宅を選んだ方は約70%、理由としては「シンプルでオーソドックスな方が飽きない」「個性的だと将来売却する際に売りにくそう…」「目立つのは嫌…」「せっかく注文住宅で作るならこだわりたい」という声が多くありました。

こだわりの内装の中でも「壁材」は室内の雰囲気を変える重要な部分です。壁材の種類はとても多く、様々な内装に対応することができます。壁材にはどのような種類があるのでしょう。

≪クロス≫

クロスは壁材の中でもっとも安く、扱いやすいのがメリットです。その中でも「ビニールクロス」は、ほとんどの住宅で使われています。加工がしやすく、花柄・木目調などデザインが豊富です。耐久性も高く、水を通さないため油汚れなども拭き掃除で簡単に落とせます。しかし、有害物質の「アルムアルデヒド」が接着剤に含まれるため、健康面への影響を心配されている傾向にあります。シックハウス症候群などのアレルギー対策をしたい方は避けた方がいいかもしれません。その他にも、「紙クロス」「織物クロス」「木質系壁紙」「無機質系壁紙」などがあります。

≪壁タイル≫

壁タイルは耐久性が高く、内装だけでなく外装にも使われます。水回りの壁や床に用いる素材としては陶磁器のタイルが一般的です。耐候性・防火性・防水性に優れています。デザインバリエーションも豊富です。正方形・長方形・モザイクと呼ばれる小型タイルなどがあります。手入れがしやすく、少しの汚れなら水拭きで落とせます。

≪塗り壁≫

日本で昔から使われている壁材です。耐久性や安全性、左官職人の意匠性など沢山の魅力があります。カラーバリエーションも豊富で、最近では洋風の塗り壁もあります。壁の形状に合わせやすく継ぎ目もできませんが、乾くまでに時間がかかりメンテナンスが難しいのが難点です。塗り壁の仕上がりは左官職人の技術に左右され、施工費が高く工期もかかります。

≪無垢材≫

高級感を出したいときによく使われるのが無垢材です。1本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出しただけのものを無垢材と呼びます。調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を保とうとする性質と優れた断熱性があります。ただし、湿気を吸いすぎると割れたり反ってしまったりするためメンテナンスが必要です。 新築住宅の内装は、利便性・効率性を考えたうえでデザインだけでなく、コストやメリット・デメリットを理解して選ぶようにしましょう。