2008年以降日本はリーマンショックの影響を引きずり、震災などの影響もあり中古マンションを含む不動産価格推移は停滞した状況でした。しかし、金融緩和や2020年東京オリンピックの開催もあり国内だけでなく海外からも日本の不動産投資が再び盛んになりマンションの価格も上がり始めました。
マンションの㎡単価は2013年から年々上昇傾向になっており変動も大きい傾向にあります。2018年は1,138,000円となり約10年前と比べると30%以上も㎡単価が上がっています。マンションの平均価格は2017年には7,000万円を突破し2018年は7,142万円にまで平均価格が上昇しています。価格が上昇しても東京23区のマンションがなぜ人気なのか、理由は安心・安全で利便性が高く、インフラも整備されている魅力的な都市であり、海外の投資家からも高い支持を得ています。価格が上昇してはいますが、海外と比べると割安といわれています。
≪マンション価格水準比較 2018年≫
■東京・・・100万円 ※東京を100としたとき
■シンガポール・・・約107万年
■ニューヨーク・・・約110万円
■香港・・・約212万円
■ロンドン・・・約205万円
今後もマンション価格が値下がりする可能性が低いのでは?と考え東京に注目しています。不動産価格の相場は国内だけでなく世界の不動産価格と繋がっているということを認識しておきましょう。
首都圏や東京のマンション価格については少なくとも数年は大きく下がらないと考えられています。中古マンションの供給戸数が増えてきていることから、マンション評価については買主目線ではシビアな見方をされる傾向が強くなるでしょう。中古マンションの価格を長期的な視点で維持するために重要な管理の質は今後より重視する傾向が強まります。
2019年は消費税増税が予定されており2020年は東京オリンピック開催が決定し、どの時期が買い時なのか悩むと思いますが、中古マンションを売却したいと考えている方にとっては高値で売却できるタイミングといえるでしょう。