住宅エコポイントとは、国の省エネ基準を満たす住宅を新築したりリフォームを行った場合に発行されるポイントのことで、取得したポイントは商品との交換・環境団体への寄付・追加工事の費用などに使うことができます。
2018年12月21日に閣議決定され「次世代住宅ポイント制度」として実施が決定しました。過去に「住宅エコポイント」「省エネ住宅ポイント制度」という名前で運用されていた補助金制度です。住宅エコポイント制度はこれまでも景気対策として実施されてきました。
≪次世代エコポイント制度≫
・新築住宅は最大万円相当・リフォームは最大30万円相当のポイントが付与されます。(上限特例があります。）
・受付は2019年6月頃をめどに開始予定です。
・分譲住宅2018年12月21日閣議決定日～2020年3月に請負契約・着工した物件で、2019年10月以降に引 き渡される物件。
・注文住宅は2019年4月～2020年3月に請負契約・着工し2019年10月以降に引き渡される物件。
・新築住宅は基本30万ポイント。
・長期優良住宅などは5万ポイント。
・家事負担軽減に貢献する設備はある場合はオプションポイントが加算されます。
・リフォームは、若者・子育て世代の場合は最大で45万ポイント。
・中古住宅を購入しリフォームする場合は最大60万ポイント。
・「安心Ｒ住宅」に認定されている物件を購入しリフォームする場合は最大45万ポイント。
今回追加されたのは、住宅のリフォームの種類で家事負担軽減設備（ビルトイン食器洗機・掃除しやすいトイレ・浴室乾燥機・掃除しやすいレンジフード・ビルトイン自動調理対応コンロ・宅配ボックス）の設置でもポイントが貰えます。
大前提となるのは消費税10％が適用された場合の補助金であることなので、引渡しが2019年10月以降であることが条件です。
以前の省エネ住宅ポイントは、環境問題に対しての対策でもありましたが今回は環境問題だけでなく少子高齢化対策も盛り込まれていると考えられています。中古住宅に対しての補助金が手厚いのは長寿命の住宅を増やそうという流れがあるからと言われています。2018年は自然災害の多い年でもあり、災害に強い住宅を後押ししてくれる制度でもあります。