4人家族が幸せに生活するための住まいの条件

0歳から19歳の子供2人と、自分と配偶者の計4名で同居をしている30歳~50歳の既婚男女420名を対象に、4人家族が幸せに生活するために最低限必要な「家の広さ」「間取り」「最寄り駅までの徒歩分数」といった住まいの条件や「あったら幸せだと思う設備・仕様」について調査した結果、1人一部屋を求める人が全体の73.1%を占めることが分かりました。

≪4人家族が幸せに暮らせる間取り・広さ≫

現在住んでいる間取りは4LDK(34.5%)3LDK(32.1%)と6割を超えました。最低限必要な間取りは、現在3LDKに住んでいる人は「今と同じ」(3LDK)と回答した人が66.7%と最も多く、現在4LDKに住んでいる人は「今と同じ」(4LDK)と回答した人が53.8%「今より狭い」(4DK以下)と答える人も37.9%いました。住んでみると思っていたより、もう少しコンパクトな間取りでも幸せに暮らせると考えている人も多いようです。

住まいの広さを聞いたところ、最も多かったのは「60㎡未満」の22.5%でした。一方、最低限必要だと思う広さは「100㎡~120㎡未満」で22.2%「80㎡~100㎡未満」21.0%、「60㎡~80㎡未満」21.0%でした。

現在のリビングの広さは、「~15畳」が44.5%と半数を占めました。最低限必要だと思うリビングの広さも「~15畳」が37.3%と最も多くなりました。

≪4人家族が幸せに暮らせる最寄り駅までの分数・通勤時間≫

現在の住まいから最寄り駅までの分数は、「10分以内」と答えた人が全体の24.4%と最多になりました。最低限許容できる最寄り駅までの分数は「20分以内」「30分以内」も20%近くおり30分位までなら許容できるようです。片道の通勤時間(徒歩分数)については、現在の住まいからは「15分以内」が35.2%と最多、最低限許容できる時間は「60分以内」となりました。家族で幸せに暮らすためには通勤時間はある程度許容できるようです。

≪あったら幸せだと思う仕様・設備≫ キッチンでは「食器洗浄機」53.6%バス・トイレ洗面所では「追焚き機能」63.3%居室では「1人一部屋」73.1%屋外では「駐車場2台以上」51.7%となりました。家族が増えると家事に費やす時間も増え、在宅勤務やおうち時間が増えたことで「1人一部屋」という回答が増えたと考えられます。