不動産トラブル事例

不動産を購入する前や購入したのち、不動産会社とのトラブル、工務店とのトラブル、近隣とのトラブルなど、
さまざまな悩みと直面することも少なくありません。
今までに実際におきたトラブルを事例として紹介し、考え方や解釈の仕方などをご紹介いたしております。

間取りは、窓やサッシを含めて考えないと後で後悔します。

新築の間取りを検討する上で、窓やサッシの配置・サイズを考えずに後悔したという人が、家づくりを経験した人の中で86.4%もいます。希望の間取りを手に入れるためには、窓選びも重要なポイントです!窓やサッシ選びで失敗しない為にはどうすればいいのでしょうか?

安い!オシャレ!だけで窓を選ぶと後で後悔します。窓は住環境の快適さを左右する重要な部分です。

【新築で使われる窓の代表例】

  • 引き違い窓

日本の窓でよく使われています。2枚の窓を左右に引くことで開閉できるタイプです。一番安価になるので使いやすく、窓を開く際に外に開くわけではないので、邪魔にならず大開口の窓に最適です。引き違い窓は、窓を滑らせる構造上サッシ部分にスペースが空くので、他の窓に比べて断熱性や気密性能が劣ります。

  • 縦すべり出し窓(外開き・内開き)

立のラインを基準にスライドして開く窓です。開口部に対して窓が全開に開けられます。新築では縦長の窓としてよく使われます。外に押すか、内に引くかの違いで機能性や使い勝手が変わります。等間隔で何枚か並べるとオシャレですが採光には向いておらず費用も高くなります。気密性や防犯性の高い窓です。

  • FIX窓(はめ殺し窓)

大きさ関係なく開かない窓を指します。外枠とサッシが完全に固定され、開閉できない構造になっています。形も色々と楽しめてデザイン性の高い窓です。採光をより向上させるために取り付けられます。気密性が高く落下防止や安全対策になりますが、換気ができないので夏は部屋が暑くなります。

  • スリット窓

スリットとは、切れ目や隙間のことで廊下や階段などによく使われます。デザイン性が高く高額になりやすい窓です。縦のスリットは天井が高く見え、横スリットは位置により採光性や換気効率を上げられます。開口部はどちらも小さいので、それほど光は入りません。

 

サッシの数が多くなると断熱や気密性が下がります。大開口(横幅2.73m以上)の窓を作ったり、部屋の面積3分の1以上を窓にする場合は光熱費も上がりやすいです。窓は付ける位置も重要!窓がなければ部屋は真っ暗ですし、西日を受けやすい場所に窓を付けるとフローリングや家具が日焼けします。近年は、気密性や換気性能が高い住宅が増え、吸気部分フィルターを設けることも多く窓を開けないほうが空気は新鮮な場合が多いです。


 

【サッシの失敗例】

  • 断熱効果が最も発揮されるのは窓です!

壁に特殊な断熱材を入れても、窓がダメなら意味がありません。サッシを選ぶとき、アルミ・樹脂・木製とあり一番安いアルミを選択したのですが、これが・・・冬がとにかく寒い!アルミサッシがとにかく冷えて窓を開けなくても冷気が部屋に入ってきます。

  • 縦スリット窓防犯は大丈夫?

玄関にスリット窓を付けたのですが、防犯大丈夫なのか後で不安になりました。スリット窓はオシャレですが、一階に配置すると防犯上危険になることもあります。幅20㎝以上あれば割って侵入することができるので防犯ガラスにしておくと安心です。

 

選ぶ窓の種類や配置により住環境の快適さが変わります。窓より間取りやデザインが気になるという方が多いと思いますが、間取りを決める際は窓もじっくり検討しましょう。