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漏水問題は高額な賠償請求をされることもある!悪臭や腐敗の原因にもなるので早い対応が必要ですが誰が責任を負うのでしょうか?

漏水問題は高額な賠償請求をされることもある!悪臭や腐敗の原因にもなるので早い対応が必要ですが誰が責任を負うのでしょうか?

漏水には「雨漏り」「水漏れ」があります。建物に亀裂などがなければ、上の階が原因でおこる水漏れがほとんどです。水漏れは悪臭や建物の腐敗などにかかわるので早い対応が求められます。

 

管理会社や家主にすぐに連絡し、保険金を請求する時の証拠となる写真を漏れ出た水分が乾く前に撮っておきましょう。

 

水漏れによって建物に被害が生じた場合は火災保険でカバーされますが、「専有部分」なのか「共用部分」なのかで誰が責任を負うのか異なります。区分マンションの場合は、共用部分は管理組合が加入し専有部分は所有者が加入します。給水管・排水管・本管は共用部分になり、枝管は専有部分とされていますが水漏れ箇所がどちらか分からない場合は、法律では共用部分に原因があるとされています。

 

水漏れしやすい場所

■トイレ・・・パイプ・タンク内・パイプと床の接合部・手洗い管など水漏れの原因が多くある場所です。部品の緩みや劣化による水漏れや配管が原因でおこる場合もあります。

■キッチン・・・シンク・排水管・蛇口・水栓などが起こりやすいです。床へ漏れる水の多くはシンクからで、シンクの傷や排水管からの水漏れです。管にゴミなどが詰まることでも水漏れは起こります。

■お風呂・・・蛇口・配管・シャワーホース・浴槽・水栓などから起こります。湿度が高い場所なので部品などの劣化が早いです。浴槽なども目には見えない部分が破損していて水漏れを起こすことがあります。

■洗濯機・・・排水パンや排水ホースが原因で起こります。洗濯機自体の故障で起こる場合もあります。

■洗面台・・・部品の緩み・劣化・破損で排水管から水漏れが起きます。

 

水漏れの原因となる場所によっては、どちらが被害額を払うかでもめることもあります。

例えば、所有する物件の床下から水漏れが起こった場合、原因は「床下」です!所有者も入居者も過失はありません。しかし、原因部分のすぐ上の部屋だったので管理組合からは床下は共用部分ではないと高額な被害額の支払いを求められたケースもあります。この件は結局、管理組合と再度交渉をして床下については管理組合で対応するということになりました。

 

水漏れを放っておくと浸水部分が劣化や腐食で弱くなりさらに状況を悪化させます。特に水漏れは初動が大事!建物の被害を最小限に抑えることが重要です。

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