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南向きの部屋が本当にいいのでしょうか?

南向きの部屋が本当にいいのでしょうか?

住まいを選ぶときに誰もが気にするのが、「日当たりのいい部屋」「向きは南向き」だと思いますが本当に南向きならいいのでしょうか?環境やライフスタイルによっては南向きが必ずしも最適とは限らないのではないでしょうか。

 

まず、なぜ南向きが人気なのかという事ですが、やはり日当たりが良い!ことですね。日本は、気温と降水量が季節により大きく異なり特に夏は高温多湿でカビの発生が懸念されてきました。南向きの部屋は湿気に強く日照時間も長く室内も明るいですし、照明や暖房などの電気代の節約にもなります。日当たりが良いと洗濯物も乾きやすく湿気からくるカビも抑えることができます。気分や健康面でも明るく爽やかな部屋の方が当然好まれます。一年を通して日照時間が長いので、日中長い時間家にいる人にとっては居心地が良いでしょう。しかし、フローリングやカーペットなどは日に焼けて退色しやすく、夏場は冷房を使う時間が比較的多いかもしれません。南向きは人気があるので価格も高く設定されている為、ほかの方角の部屋より費用が多くかかります。南向きの部屋の相場は北向きの部屋に比べ10%以上高くよほどの事がなければ価格は下がりません。

 

東向きの住まいは、朝の日当たりが良いので朝から活動する人には向いています。朝からリビングが明るい為、体内時計のスイッチが入りやすくなります。しかし、その分午後は早めに暗くなります。価格設定は南向きより約3%~7%安くなるようです。

 

西向きの住まいは、夜型の人や午後に在宅していることが多い人に向いています。夏は西日が入り冷房を多く使いますが冬は室温が高くなるため暖房費の節約になります。冬の朝は太陽の高度が低いので薄暗い時間帯もあります。価格設定は南向きより約5%~9%安く設定されるようです。

 

北向きの住まいは、一年の大半は日差しが入りません。その分日光による日焼けや劣化を防ぐことがでます。保管場所として適しています。夜に寝に帰るだけの人や夜間の仕事で早朝帰宅する人、日中はほとんど部屋にいない人にはさほど問題ないかもしれません。価格も南向きに比べると約10%~20%程度安くなるので、なるべく価格を抑えたい場合は検討してもいいかもしれません。

 

日当たりの悪さは工夫することでストレスを感じることなく快適に過ごすことができます。風向きを考えて窓を少し開けてみたり、換気扇を利用して空気を入れ替えるなどこまめに換気をすれば湿度を下げて結露やカビを防ぐことができます。部屋の暗さが気になる人は内装や照明を変えることで暗いイメージを明るくすることができます。それぞれの向きに違った魅力があります、実際に物件を見ながら検討しましょう。

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