ペット飼育禁止のマンションなのに、猫の鳴き声がする！臭いも・・・隣のベランダに数匹の猫が集まっていたりするし・・・絶対飼っている！どうにかこの方に出ていってもらうことはできないのでしょうか？？
マンションのペットトラブルは買主の問題です！買主のモラルとマナーの意識を高めましょう。
マンションで発生するトラブルの第一位が駐車場問題・第二位が生活騒音問題・そして第三位がペット問題です。トラブルの原因としてはペットの鳴き声や足音・臭いです。
今回は、まず管理会社に連絡をし「ペット禁止のマンションなので、猫を手放せないというなら退去していただきます。」と連絡を入れてもらいました。しかし、入居者からは「猫なんて飼っていません！」と言われすぐに切られてしまう・・・電話では現状が分からないので訪問をし確認してもらうことになりました。
まず、玄関を開けてすぐペット独特の臭いが！？室内で放し飼いにしていたのか壁紙や柱・カーペットも引っかかれてボロボロ・・・足元には毛玉・・・この後、保証人の方に連絡をとり新しい部屋を探してもらい引っ越してもらうことになりました。
これで終わりではなく、次の入居者を募集する為の部屋の現状回復工事です。臭いを消す為にスケルトン状態にして殺菌に清掃さらにコンクリート素材を上塗りし臭いを閉じ込め、エアコン・キッチン・バストイレ等の設備も全て新しいものに取り換えとなりました。今回は入居者の過失により生じた復旧費用なので入居者の負担となります。かなり高額で200万円以上になりましたが、素直に支払いに応じてくれたのでよかったのですが原状回復費について話がまとまらず、問題が長期化すれば空室期間も長引きます。
違反してペットを飼った場合、隣人とのトラブルだけでなく義務違反としての措置や被害の責任を負うことになります。管理規約などのルールや社会的なマナーを守ることが大切です。
